福岡市民クラブ「新型コロナ対策・第5弾要望」を提出!(2021年1月20日)

本日、福岡市議会・福岡市民クラブは、1/13(水)に福岡県下に緊急事態宣言が発令されたことを受けて、市長に対して緊急要望書「新型コロナウイルス感染『第3波』を乗り切る体制強化と経済対策を求める提言」を提出しました。
コロナ対策に関連する要望活動は、今回で5回目となります。

第5弾要望の概要

1.第3波を乗り切る体制強化
(1)PCR検査対象者の拡充による医療・介護体制の維持
 ①医療・介護事業者に対するスクリーニングPCR検査の拡大
 ②PCR個別検査の拡大

(2)ワクチン接種に向けた体制の構築
 ①相談体制(コールセンター)の早期設置
 ②集団接種に備えた取り組み(人員・場所の確保)

2.コロナ禍中における事業継続の支援
(1)営業時間短縮を余儀なくされる飲食店への支援
 ①テイクアウト利用数が多い市民へのポイント還元等

(2)外出自粛により影響を受ける飲食店以外の事業者への支援
 ①各種スクールや教室等を展開する事業者に対する支援策

(3)地域を支える商店街への支援
 ①コロナ支援策を活用するための申請事務代行サービス

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※要望書全文については、こちらの福岡市民クラブホームページからご覧いただけます。

県内の新型コロナウイルス感染症の発症状況は日々増加傾向にあり、市内の感染者も7,500名を超え高止まりしています。今のところ2月7日(日)までとされている緊急事態措置ですが、第1波の状況を振り返ると、延長されることも想定しておく必要があります。

また、感染対策の強化のために20時以降の外出自粛を促すことにより、就業後の夕方以降の時間帯をねらった事業展開をされていた分野や対面を中心として実施してきた事業については大きなダメージが及んでおり、商店街をはじめとする地域経済への影響も拡大していることから、飲食店以外への対策も求められています。

さらに、2月下旬から始まるとされているワクチン接種については、事業の実施要領が示され、国の指示に基づき、市町村が接種事業の主体として、ワクチン接種をはじめ、接種の勧奨や相談を受け付けることとなっています。
詳細に関する情報提供がない中ではあるものの、3月に入れば多くの市民からの問い合わせがあることも容易に想定され、十分な体制構築が急がれます。医療や介護の現場をはじめ市民の協力を得ながら、ワクチン接種を契機に、新型コロナウイルスと向き合いつつ経済活動を進めていく福岡市の姿が求められています。

私たち福岡市民クラブは、市民の代表である議会の立場から、とりわけ最も市民生活に近い会派として、安心して市民生活を送ることができる「元気なまち福岡」を取り戻すべく、引き続きコロナ対策に全力を尽くしてまいります!

 

田中慎介