市内の「子ども食堂」を視察!

今日も胸を張って、元気よく‼
福岡市議会議員の田中しんすけです。

本日、県連の企業団体対策委員会としての取り組みの一環で福岡市城南区にある「オーガニックキッチンまごころ」を訪問しました。
昼間は地域の惣菜屋さんですが、夕方からは食事と居場所の確保が困難な子どもたちを受け入れる「子ども食堂」を開設していることから、運営されているオーナーさん夫妻に現状や課題についてヒアリングを行いました。

「まごころ」さんの取り組みについては新聞やテレビなどの各種マスコミで聞いたことはありましたが、オーナー夫妻が言うには、
「お腹が空いている子には遠慮なく訪問して欲しいと宣伝いるが、だからと言って直ぐに子どもたちが集まってくるわけでは無い」
とのこと。食事もままならない子どもたちを何とかしてあげたい、という想いはあっても肝心な子どもたちが来ないのだそうです。

オーナー夫妻による熱のこもったお話
オーナー夫妻による熱のこもったお話!

確かに、個人的にも「貧困家庭のお子さん、いらっしゃい!」と呼び掛けたところで「それなら行こうかな」、「うちの子も行かせようかしら」とはならないのではないか?という考えはありました。やはり物事はそう簡単にはいかないのだということをお話を通じて実感したところです。

また、
「貧乏と貧困は違う」
という言葉も印象的でした。親が高収入であっても家庭に全くお金を入れない家庭や、身なり外見は綺麗でも食事を満足に与えない家庭など、貧困は「必ずしも目に見えるものではない」という指摘は、これから貧困対策に本腰を入れる福岡市にとっても重要な視点として認識しておく必要があると思います。

最後にオーナー家族のみなさんと!
最後にオーナー家族のみなさんと!

有効な対策を講じる上ではまだまだ知恵を絞らなければならないという現状ですが、「食事」に加えて「学びの場」や「居場所」も同時に提供してやれるような仕組みづくりを目指して市議会でも取り組んでいきます。
qq

田中慎介