令和8年度予算議会・代表質疑に立つ!(2026年3月4日)

皆さん、こんにちは。
田中しんすけです。

先日、福岡市民クラブを代表し、令和8年度当初予算案並びに諸議案に関連して、新年度の市政運営に臨む市長の姿勢を質す代表質疑を行いました。
本日はその内容について、ダイジェスト版をお伝えします。

◆成長の果実は、本当に市民に届いているのか?
高島市長は新年度予算のポイントを「成長の果実をあなたの暮らしへ」と表現されました 。確かに本市は大規模な再開発で目覚ましい成長を見せています 。しかし、その恩恵は真に支援を必要とする方々に届いているでしょうか 。
私たちは、物価高に苦しむ低所得世帯、住居費の高騰によって市外へ流出せざるを得ない現役ファミリー世代、そしてバスの減便で生活の足を奪われようとしている郊外部の方々の切実な声を知っています。

◆「貯め込む政治」からの脱却を!
本市の保有する基金(貯金)は、歴史的な水準である5,019億円に達しました 。不測の事態への備えは必要ですが、市民生活がこれほど苦しい中、これほどの基金を眠らせておくべきではありません 。私たちは、今困難に直面している市民の暮らしや地域交通の再建に、この基金を「投資」として振り向けるべきだと強く主張しました 。

◆「九州全体の成長」に責任を持つ姿勢を!
九州全体における福岡市の役割についても問いただしました。TSMC進出で沸く九州において、本市は設計や高度人材育成を担う「頭脳」の役割を果たすべきです。また、福岡市が富を独占するのではなく、交通の「玄関口」から九州全域へ人や富を循環させる「心臓」の機能が求められます。九州単位では人口減少が急速に進む中、九州全体の持続的成長を主導し、それをいかに市民の所得向上へ結びつけるのか、市長の覚悟を質しました。

◆交通基盤整備では「トップの覚悟」を示せ!
崩壊の危機にある市内のバス路線網についても強く訴えました。郊外部での相次ぐ減便や路線廃止は、皆様の「生活の足」を奪う深刻な問題です。華やかな都心再開発を進める一方で、地域の毛細血管である交通網を見捨てることは政治の怠慢に他なりません。民間事業者の努力が限界を迎える中、今こそ行政が伴走し、大胆な財政支援を行うべきです。市長自らが事業者と対話し、生活路線を死守する決意を問いただしました。

また、上記に加えて今回の質疑では、私たちの『会派基本政策2023』に基づき、多角的な提案を行いました。

①生活保障戦略
・「隠れ教育費」の公費化検討など
・ファミリー世帯の家計負担軽減
・高齢者の外出を促すベンチ設置や乗車券助成の拡大
・介護・保育現場の労働環境改善や非正規労働者の処遇改善 など

②成長戦略
・福岡の「食」をブランド化し、基幹産業として育成
・地場企業の採用活動・販路拡大の支援強化
・歩行者天国の実施拡大など市民にひらかれた都心づくり など

③地域戦略
・町内会などの地域コミュニティに対するきめ細やかな支援
・「ふくおかポイント」の充実と地域商店街での利用検討 など

④共生戦略
・「寄る辺のない帰宅困難者」への緊急対応など防災力強化
・パートナーシップ宣誓制度のサービス適用拡大など多様性の尊重
・AI時代を見据えた「個別最適な学び」の環境構築と教員の負担軽減 など

私たち福岡市民クラブは、都市の成長から取り残される人を一人も出さないという決意のもと、市民の幸福の実現に欠かせない「血の通った処方箋」を提示し続けます。
引き続き、皆さんの声をお寄せください!

田中慎介